過去の体験談と、これから求められる高齢者への対応について。

まず最初に必ず質問されることがあります
「デイサービスしんかって何が違うのですか?」と聞かれることが多いです。
高齢者への向き合い方について
しんかの掲げる介護サービス方針を紹介します。「糸満市の在宅介護を応援したい!」「学校に行くような気持ちで通ってもらいたい」
私達は高齢者にどのように手を差し伸べるのかを考えています。
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これまで、日本の高度経済成長を支えてきた断崖の世代の方々が、介護サービスを受ける時代になってきたことで、私達に求められているものも変わってきたことから、それに対応できる能力やサービスがなくてはならなくなりました。
数年前と比べても、見た目は元気な高齢者でも、認知症が進行されて日中、自宅での生活に支障が出てきた方、脳梗塞の後遺症により、身体を思うように動かせなくて不自由な思いをされている方、病気や疾患があり、一人で自宅で過ごすことに不安がある方がいます。

それぞれの悩みを抱えている方ですが、その中でも多くの方が「希望」をもって生活をしています
私は、これまでリハビリ業務をしながら、高齢者の前向きな姿勢にいつも勇気をもらいながら、そして私の関われる範囲でお手伝いをさせていただきました。
ほんの少し前まで、会社勤めで一生懸命働いていた方、孫の世話をしながら楽しく過ごしていた方、病気やケガを境にある日突然、入院となり身体が思うように動かせず 誰かの助けてもらえないと、動くことができない。
そんな苦しみを抱えた方々に対するケアのあり方を一つ一つ見直していくと、ある疑問にぶつかったのです。
「もう数年前の介護ではいけない!」「これからは新しく進化するべきだ!」 デイサービスしんかでは、小学校の教科書や実際に学校で使っている教材や標本を用意、またはテーマに応じて作製することで、それぞれ利用者の能力に応じた勉強の取り組みを自主的に行っていきます。
また、動物や植物の図鑑をはじめとした、ミニ図書館を設け、人間と違った生き物の能力や生態系を学ぶことで、あらゆることに関心をもつことで、知識が豊富になり、会話も弾みます。
実際の授業を行うように、ホワイトボードを使って、身体の仕組みや栄養学など、プリントを見ながら学習し、家に帰ってからも、運動と食事の必要性を考えてもらいます。
強制的な運動をすることなく、生活動作や、レクリエーションを通した中で、自主的な行動を引き出します。
例えば他のデイサービスで例えてみると「集団体操をしましょう!」と声をかけますが、一部の利用者の方には、全く参加されないで、ただぼーっとしていることがあります。
「レクリエーションをしましょう!」と同じように声掛けしても、ベッドで寝ることを選ぶ利用者の方もいます。
このホームページを見ている方の中には、現在介護職をしている方、もしくは関わったことのある方もいると思われます。
なぜ、参加しないのか?掘り下げて考えたことありますか?
毎日の中で、変化をもたらせましたか?
ひとつ、聞きますが。。。「子供だましのようなレクリエーションしてませんか?」 私はこれまで、いくつかの職場でも、体験授業のように利用者と関わらせていただきました。
その度に、「また来てくださいね」と言ってくれます。利用者も喜んでもらえますが。 ・・・職員が言ってくれるのです。
なんだか、違いますよね。それを見て!「はっ!」と気づいてほしいのです。
知らない方が突然やってきて「体操だ!」「レクリエーションだ!」といっても、なかなか受け入れにくいものです。
ここで、少し体験談を話します。
ある施設に1日体験させていただいたことがあります。 「見学させてください」と申し出たときに、「見学した人はこれまでいたけど、実際にやってもらえますか?」 周囲の職員と一緒に仕事の体験をさせていただきました。 リハビリの仕事である私に「この方の訓練できますか?」と聞いてきた職員がいました。
片麻痺があり、膝関節にやや拘縮がみられている女性利用者でした。
私は、その女性の状態や筋肉のハリや、力強さなど確認したあとに手すりを利用して立つ訓練をしてみました。 手すりとの距離や、重心移動の方法、頭の使い方など。 少し、教えただけですが、前方の手すりを握って、しっかり立つことができました。 「えっ?立てたの?」驚いたように周囲の職員が集まります。
「いつもなら立たないのに・・・」と不思議そうな顔をしています。
そうです。私は、試されていたのです。

普段、やる気の見えなかった利用者をどのように対応するか、試されていたようでした。 この体験のように、本当はできる能力があるにも関わらず「できない」と決めつけたことにより、その方の能力を引き出すことができない施設は数多くあるかもしれません。
デイサービスしんかでは、その方が本来もっている能力を引き出すことで、生活に「希望」をもつように心がけます。これからの介護施設は、事業所の「真価が問われています」
足浴の時間 自転車こぎの時間 物理療法の時間 アロマの時間 集団体操(タオル体操) イベントの雰囲気
レク牛乳パック プーリー上肢運動 輪っかコントロール 魚釣りの時間 ボール体操 切り絵(手工芸)
スペース10
@音楽・映像・リズムを活用した体操プログラム(種類が豊富で、利用者を飽きさせない)
リハビリ体操・タオル体操・棒体操・ボール体操。オリジナル体操。
リズム体操(10数種類)・童謡体操(10数種類)その他の体操(10数種類以上)
スペース20
A午後の活動時間前にアロマオイルで5分間の瞑想時間(心にゆとりをもち、不穏解消を目的)
アロマディフューザーを使用し、目を閉じてリラックス効果で香りを楽しむ。アロマは日替わりで18種類用意
スペース20
B個別の自主リハが面白い
(単純に与えられた自主リハなら不参加も多いが工夫が満載)
輪っかタワー・足輪コントロール・漢字パズル・絵合わせパズル・洗濯バサミ掴み・自転車こぎ他。
スペース20
C普段の生活の中でリハビリ的要素を考える
(本人の行動パターンを分析して行う)
その方の能力や普段のクセ・時間の過ごし方など、その中で何をしてあげたらいいのか考える。
スペース20
今紹介しているのは、ほんの一部ですが、少しはしんかでの過ごし方を感じ取ってくれましたか?

スペース20
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